城下町長府エリア
大化の改新の後、長門国の国府が置かれたことから
「長府」と呼ばれるようになったと「日本書紀」が伝える町。
江戸時代には、長府毛利藩5万石の城下町として栄え、
幕末には維新回天の舞台となりました。
功山寺
名所・旧跡
二重櫓造りの山門や、わが国最古の禅寺様式を残した仏殿(国宝)が、嘉歴2年(1327)創建の由緒を語ります。桜と紅葉の名所、高杉晋作が挙兵した寺としても知られ、境内には馬上姿晋作の銅像も置かれています。
長府庭園
パノラマ・散策
長府毛利藩の家老格・西運長の屋敷跡を整備した廻遊式日本庭園。 約31,000㎡の広大な敷地内には、池を中心に書院、茶室、小滝などがあり、四季折々の庭園美が楽しめます。また、蔵を利用したギャラリーでは、各種展示を催しています。
古串屋
グルメ
毛利藩のお抱えだったという歴史を持ち、高杉晋作や乃木将軍も通った老舗料亭。料亭「古串屋」としての創業は明治4年。下関の歩みを感じることができる料亭です。
下関市立美術館
癒やし・アート
狩野芳崖、高島北海、香月泰男など、下関ゆかりの作家の秀作をはじめ、国内外の名画、古代オリエント美術などを収蔵・展示しています。
長府毛利邸
名所・旧跡
長府毛利家14代元敏公によって建てられた邸宅で、完成は明治36年(1903)。明治天皇の行在所(仮の御所)としても使われました。書院庭園と池泉回遊式の庭園が往時をしのばせ、母屋の各所に生けられた野の草花にも心が和みます。湯茶のサービスもあり、庭園を眺めながら、ほっと一息できます。
忌宮神社
名所・旧跡
長門国二の宮で、仲哀天皇・神功皇后が西国平定の折、豊浦宮を建て、7年間滞在した地といわれています。 毎年、8月7日から1週間続く「数方庭祭」は、1,800年の歴史を持つ“天下の奇祭”として有名。
出雲屋
銘菓
長府にある和菓子店。特に「栗どら焼き」と「栗最中」が人気です。和栗が丸ごと1個入っていて、食べごたえも十分。地元の方が愛してやまない老舗の味をあじわってみてはいかがでしょうか。
壇具川と長府藩侍屋敷長屋
パノラマ・散策
長府の歴史とともに流れている川で、桜並木に縁取られ、初夏はホタルが舞う静かな川です。両岸にある侍屋敷は侍町にあった建物を保存のために移築。仲間問屋の格子窓の造りなど、当時の上級藩士の屋敷の趣をよくとどめています。この川の両岸には屋敷を利用した食事処や甘味処が点在しています。
下関市立歴史博物館
癒やし・アート
長府博物館を継承し、平成28年11月18日にオープン。長府毛利家の遺品や幕末維新期の資料を中心に収蔵・展示しています。
乃木神社
名所・旧跡
明治天皇に殉死した乃木希典を祀る神社。境内には乃木将軍が育った家が復元され、ゆかりの品を展示する宝物館などもあります。
長府観光会館
お土産店 グルメ
無料駐車場やレストラン、お土産品などがあり、長府散策に便利。観光案内用の携帯ガイドプレイヤーの貸出サービス(400円)や、レンタサイクルもあります。
満珠・干珠
パノラマ・散策
豊功皇后が竜神から授けられた二つの珠(満つる珠、干る珠)から生まれたという伝説の島。忌宮神社の飛地境内で、原生林に覆われた島は天然記念物に指定されています。壇ノ浦の合戦前源氏軍は、この島周辺に結集されたといわれています。関門海峡のいたるところで望見できますが、二つの島が寄り添うように見える豊功神社や御船手海岸からの風景が特におすすめです。
数方庭祭
イベント
太鼓と鉦に合わせて20mもある幟や切籠を持って舞いまわります。「天下の奇祭」といわれるユニークなお祭りです。